【過失割合シリーズ①】自動車VS歩行者~横断歩道上での交通事故の過失割合~
■ 1. 横断歩道上の交通事故はなぜ多い?
横断歩道では歩行者が優先されるにもかかわらず、自動車が前方不注意やスピードの出し過ぎによって歩行者に気づかず、接触・衝突してしまう事故が毎年多く発生しています。
特に「信号のない横断歩道」での事故は、運転者が歩行者の横断を予測できず、一時停止を怠ることで起こるケースが多いのが特徴です。
実際に当院でも、
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登校中の小学生
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散歩中の高齢者
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信号待ちで横断を始めた方
など、横断歩道上で被害に遭った患者様が多数来院されています。
こうした事故は、ケガの程度もむち打ち、打撲、骨折、捻挫など幅広く、早期の接骨院治療が非常に重要となります。

■ 2. 横断歩道上での事故における基本的な過失割合
横断歩道事故では「歩行者優先」が大原則です。そのため、自動車側に重い注意義務が課されており、基本的には自動車の過失が大きくなります。
以下では、代表的な3つの状況について過失割合の目安を解説します。

◎(1)信号機あり:歩行者青・車両赤
歩行者が青信号で横断している場合、過失割合はほぼ以下の通りになります。
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歩行者:0%
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自動車:100%
これは、歩行者が正しく信号に従っているためで、自動車側の信号無視・前方不注意の責任が非常に重く見られるためです。
◎(2)信号機あり:歩行者赤・車両青
歩行者が赤信号を無視して横断した場合でも、運転者には「前方を注視し、危険を予測する義務」があります。
一般的な目安としては、
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歩行者:70%前後
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自動車:30%前後
ただし、
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夜間で視界が悪い
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歩行者の飛び出し
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車両の速度超過
などによって割合は上下します。
◎(3)信号機なし:歩行者が横断していた場合
信号がない横断歩道は、最も運転者の注意義務が重くなる状況です。ドライバーは歩行者が渡ろうとした時点でも「完全停止」が義務づけられています。
そのため、
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自動車:80〜90%
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歩行者:10〜20%
となるケースが一般的です。
歩行者が急に走り出した、スマートフォンに集中して前を見ていなかったなどの事情があれば、歩行者側の数字が増えることもあります。
■ 3. 過失割合が治療に与える影響は?
接骨院に来院される交通事故患者様が最も不安に感じるのが「治療費は誰が負担するのか?」という点です。
◎(1)過失があっても治療は受けられる
事故の過失割合が歩行者にあったとしても、
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自賠責保険の適用
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任意保険(人身傷害補償)の利用
によって、治療費がゼロになるケースが多いという点を説明することが重要です。
特に自賠責保険は「過失0:100」でなくても使える場合があり、患者様にとって大きな安心材料になります。
◎(2)早期の治療が後遺症防止につながる
横断歩道での事故は、衝突の瞬間に体がはねられたり、強く地面に打ちつけられたりするため、「むち打ち」「腰痛」「肩の痛み」などが遅れて出ることがよくあります。
■ 4. 接骨院としてのアプローチポイント
横断歩道事故の患者様は精神的にも不安定な場合が多く、治療以外にも「保険会社とのやりとり」「必要な書類」「通院方法」などで困っていることがよくあります。
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交通事故の治療費の仕組みを丁寧に説明
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通院日数・通院頻度のアドバイス
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保険会社との連絡サポート
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症状に合わせて施術計画を立てる
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状況に応じて整形外科と併用を促す
患者様が安心して治療に専念できるよう、お身体だけでなく心の不安にも寄り添うことが大切です。
■ 5. まとめ
横断歩道上での交通事故は、歩行者優先の原則が強く働くため、自動車側の過失が大きいケースがほとんどです。
しかし過失割合に関わらず、ケガをした場合は早期治療が重要であり、接骨院が果たす役割は大きいと言えます。
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